2011年4月16日土曜日

トライアスロンのきっかけ

昔から水泳は苦手で、小学生の頃どうにかこうにか25メートル泳げた程度、高校では授業でバタフライ25メートルのテストがあったが、おまけで足ひれを付けさせてもらったにもかかわらずゴールできず。それから15年以上のブランクを経て健康診断対策に始めた水泳は、最初は25メートル平泳ぎでゼーゼーいって翌日は激しい筋肉痛。ここからのスタートだった。

だんだん平泳ぎは継続的に泳げるようになったが、それでもクロールをすると25メートルで息が上がる。25メートルプールで平泳ぎ3往復の間に1回片道だけクロールを混ぜることから始め、だんだんクロールの割合を増やし、そのうち片道クロール片道平泳ぎで継続できるようになった。それからクロールが連続できるようになるまではすぐのことで、一旦できるようになると、腹が減らないかぎり永久的にクロールで泳ぎ続けられるようになった。

そうすると、単に泳いでいるだけではだんだん飽きてくる。それで、何かないかなあと思い立ったのがトライアスロン。試しに走ってみると、2キロ走っただけで翌日筋肉痛で歩けない。膝も痛くなって、大丈夫かなあ、と心配になる。水泳ならずっと続けられるし、おかげで心肺は強くて、全然息は上がらないのに、足が極端に弱いのだ。じわじわと継続して、だんだんと走れるようになり、何ヶ月かすると、走る方もほぼ永久的に出来るようになった。中学生高校生の頃、持久走といえば辛いしんどい、誰が好き好んで走るものか、と思っていたが、いま走ってみると、これが存外気持ちが良い。頑張って走るんじゃなくて、風を感じ、季節の変化を感じ、日々の座り仕事で使わない体を動かし、淀んだ血流を盛んにし、疲れた精神を癒す、そうやって気軽に走る。そうすると、走るってことがそれ自体でいかに清々しくて気分の良いものかを痛感。新たな発見である。トライアスロンを意識して始めたランニングや自転車も、やってみればそれ自体がとても楽しいのだ。

その後、ハーフマラソン、ODのトライアスロン、マラソンと経験。何度かレースをやると、目に見えて遅いスイムを克服したい、とか、もっと距離を伸ばしたい、とか欲目が出る。もうしばらくは楽しめそうだ。

0 件のコメント:

コメントを投稿